【ネジ不足】から鑑みる転職先
先日のニュースで、今年の秋に開催されるラグビーワールドカップで会場の一つとなる「えがお健康スタジアム」(熊本市)で、大型ビジョンの鉄骨土台の建設が止まっているという話が取り上げられていました。
その原因は、なんとネジ不足(高力ボルト)とのこと。
近年、工期短縮や人件費抑制の影響から、RC造よりもS造の比率が高くなっており、S造にすると高力ボルトが必要になり、それが各地で不足する状況が起こり、工事遅延に繋がっているとのことです。
特に、事前に買い貯めが困難な中小のゼネコンにおいては、より深刻な状況みたいです。
噂ではメルカリで通常の10倍もする価格で売られているという話もあります。
こういった鉄骨の高騰やネジ不足による工期遅延の為、RC造の方が安く、工期も安定していると売り込む建設会社も出てきているようです。
人気の工法は、その時々の社会的事情によって大きく変わって参ります。
今はS造の比率が高いですが、今回のようなことが続くと再びRC造に比率が傾くこともございます。
求職者の皆様も、S造だけRC造だけの経験よりもS造・RC造・SRC造など多様な経験をもってらっしゃるほうが、
その時代時代のニーズに適合し重宝される可能性が高く、転職をする上で、替えの利くスキルを持つのは大きな強みでもあります。
そういった視点を持って次の転職先を探すのも一つではないでしょうか?